昨日、J-Waveで放送されているJAM THE WORLD内のCUTTING EDGEで、「6歳未満の子どもでは初となる脳死判定について」として医療ジャーナリストの方が解説されていました。

他の報道も見聞きする限りでは、臓器提供を決断されたご両親の判断はとても凄いと思います。
ご自分のお子さんが脳死に至った状態で、臓器提供を決断されています。私には子供がいませんが、もし子供がいて同様に脳死に至った際に、臓器提供まで考えが及ぶ自信がありません。たぶん、それどころではないと思います。
子供が居る居ない以前に、脳死と言うものが受け入れられていません。自分が脳死に至った場合の臓器提供については賛成の意思表明をしていますが、これは他人に判断をゆだねるもの。自分が判断をする立場ではありません。

また、ご両親はコーディネーターが都度摘出の意思確認をしたそうですが、まったくブレる事が無かったそうです。

今まで、子供の臓器移植は海外で受けるしかありませんでした。改正臓器移植法のおかげで、臓器移植への法律的な道は開けましたが、実際にはなかなか難しい問題を含んでいるそうです。
しかし、今回の件が前例となって、次へつながる可能性も見えたと思います。

ご両親が発表されたコメントを紹介させていただきます。
「息子は、私たち家族が精いっぱい愛情を注いで育ててきました。元気な息子のわんぱくにふりまわされながらも、楽しい時間を家族みんなで 過ごしてきました。本日、息子は私たちのもとから遠くへ飛び立って行きました。このことは私たちにとって大変悲しいことではありますが、大きな希望を残し てくれました。息子が誰かのからだの一部となって、長く生きてくれるのではないかと。そして、このようなことを成しとげる息子を誇りに思っています。私た ちのとった行動がみなさまに正しく理解され、息子のことを長く記憶にとどめていただけるなら幸いです。そして、どうか皆様、私たち家族が普段通りの生活を 送れるよう、そっと見守っていただきたくお願い申し上げます」
NHKのNEWS WEBより引用

次につながると良いです。また、私も脳死について考えてみたいと思います。