先日書いた黒石市の写真コンテストの話題

その後、各方面で話題になったみたいで、最後は市長を始めとする関係者さんが記者会見を開いて「内定取り消しは間違いだった」とし、賞が贈られるみたいですね。
たまたまTVを見た時にニュース(?)この話題を取り上げていて、黒石の街の人にインタビューをしていましたが、「内定取り消しは問題だ」とする意見の他に、「観光が目的のお祭りの写真コンテストなのだから、今後のお祭りに悪い影響がでると困る」という意見もありました。これはこれで納得です。
確かに、イベントとしてはプラスではない話題になってしまいます。

これは賛否両論があっても良い内容です。
もっとも、それぞれの意見は立ち位置が違う(視点が違う)ので単純比較はできませんが。

やはり最大の問題点は手順というか過程だと思いました。

  1. 良い写真だから最高賞に内定した。
  2. 審査をする方々は選んだ後に関係団体へ確認をして写っていた女子生徒が亡くなっている事を知った。
  3. 撮影者と一番センシティブな遺族に賞の授与について確認を取り、双方から快諾を得ていた。
  4. その後、市長や実行委員会から再考について意見が出た。
  5. 内定取り消しが決定し、撮影者と遺族に内定辞退を依頼した。
  6. 内定辞退。
  7. この件が話題となる。
  8. 一転して賞の授与が決定した。

たぶん、4と3が入れ替わっていればここまで大きな話題にはならなかったでしょう。2の後に実行委員会や市長と話し合いをして、やはりNGならばそこで話は終わりますし(別の写真を選ぶなり、賞の選定無しでも)、色々と考えた結果やっぱり良い写真だという事で撮影をされた方や遺族に確認を取っていればやはり問題無い。
ちょっとした順番が違うだけで大きく結果が変わる例ですね。

補足。
公表された写真を見ましたけれど、女子生徒の笑顔はとても楽しそうで良い写真だと思いました。