読売新聞の夕刊に掲載されていた記事です。

廃炉ロボットのコンテストを開催というものでした。

これは、原発の廃炉作業を行う場合、放射線量が高い箇所があるためロボットの活用が重要だという事です。
実際に、福島第1原発でもロボットメーカー等で開発されたロボットが利用されていますが、厳しい環境下ですのでうまく稼働しない事が多い様です。また、テスト環境下ではうまく稼働しても、実際の現場ではトラブル続きだとか。

今回のコンテストは廃炉に関わる団体が主催し、高専を中心とした参加チームによるコンテストという事です。
高専の学生によるロボットコンテストはロボコンがあり、それをモチーフにした映画にもなっていますね。
今までのロボコンは競技性を中心としたものでしたが、このロボットコンテストでは福島の現場で期待通りの動作ができなかった事が課題として出題されるそうですよ。
主催する団体では「若い人の柔軟な発想とチャレンジ精神に期待する」とコメントを出されているそうです。また、コンテストに出場したロボットに採用された技術で、興味深いものについては廃炉現場で使われるロボットにフィードバックできないかを実際に検証していくとの事。

学生の興味や探求心に重きを置いたロボコンから一歩前進して、実用性がありロボットに大きな期待が寄せられている廃炉作業に焦点が当たる事により、単なる研究の枠を超えた新しい可能性や産業が開けるかもしれません。