もうね、話題ですよ。東京オリンピックのエンブレム(^ ^)

確かに今回の騒動で話題になったエンブレムは似ていますよね?。
先日は思考の過程を説明されていて、「分かりやすい説明だった」という意見もメディアに載らないところからもありましたけれど、私には正直分からなかったですよ。

真鍋大度さんも言われていますが、「これからの時代、全くのオリジナルを生み出すのは難しい」のではと思います。
中田ヤスタカさんも、「これは良い!と思う曲のフレーズができたら携帯で鼻歌から曲を探すサービスを使って、誰かの曲と似ていないかを調べる」のだそうです。
ご自分で思いついた曲のフレーズでも、誰かの曲のフレーズが頭のどこかに残っていて出てきたのかも知れないし・・・という事みたいですね。
音色は別として、音階がある程度決まっている以上、その組み合わせである作曲は理論的に上限が決まっているので既に生み出されている曲と似てくるのは可能性としてあります。

真鍋さんの考えに共感できたのは仕事の経験からでしょうか。
回路を設計する。プログラムを書く。まるっきり新しい理論なんて無くて、先人の回路やプログラムを真似て学習し、その経験から今ある課題を解決する為に色々組み合わせたり自分の発想を取り入れて設計します。
これはパクリではないけれど、100%のオリジナルではないと思うのです。

人間は生まれもって身についている本能とは別に過去の教訓を学習することができます。
新たに生まれた世代が本能をベースに学習しても、それを次世代に伝えることなく本能に組み込まれるのでは時間がかかる。
人間は学習ができて、それを次世代へ伝えることができるから学習効果が早くて他の生き物より知的進化が早かったのだと思います。

だから、どこまで100%のオリジナルなのか?という線引きは難しいと思うのです。
とはいえ、あのエンブレムは・・・似ていたなぁ(笑)