なんでも、身近な気象現象のデータを送るボランティアのスポッター(観測者)を数万人規模で集めることになるそうです。
例えば、気象庁のアメダス等のデータを基にスーパーコンピューターで行っている現在の予報では、どうしても局地的な予報に限界があり、ゲリラ豪雨や竜巻と言ったピンポイントの気象情報を集めるのにスポッターを活用しようという事ですね。
1950年代にスポッター制度を導入したアメリカでは約26万人が活動しているそうです。
日米ともに気象に関する知識が豊富な人からのデータを集めるそうで、日本ではこれから地方自治体の職員に始まり、検収を随時実施するとか。
これは良い制度ですよね!
昨年の伊豆大島で起きた土石流も気象レーダーではそこまで雨が降っていることを探知できなかったそうです。

ですが・・・ね。
既に日本国内でもスポッターのような仕組みはあるのですよ!ご存知でしたか??(^ ^)

これは民間の天気予報会社であるウェザーニューズさんが行っています。
専門の知識を持った人という訳ではないですが、「現在の天気や風,雨の強さ」といった情報を利用者から写真付きで送ってもらい、ピンポイントの予報に使っているそうです。予報以外でも、例えば「あぁ、神奈川の湘南は今こんな天気なんだ」という事が分かりますから、結構役に立ちますよ。勿論、私もデータを送っています!(^ ^)
ウェザーニューズさんに私の様にレポートを送る人はすでに数万人ほどいるそうで、今日だけでも14,000ほどのデータが送られているそうです。
確かに精度という面では若干懸念がありますよね?また、意図的に正しくないデータを送る人もいる可能性があります。
雑誌だったかでウェザーニューズさんの記事がありましたが、確かに1%以下の正しくないと思われるデータがあるとの事。しかし、周囲から送られたデータと照合して状況の把握をするそうですし、コンピューターのプログラムも日々改良されているそうです。

スポッター制度はアメダスの数が劇的に増えたのに匹敵する効果があるはずです。これには期待しますし、皆さんも協力しましょう!(^ ^)