さて、手術後のお昼寝から目覚めると・・・

「自分でトイレに行けたら帰宅できますよ」との事です。「んじゃ」とベッドから立ち上がろうとしましたがまだしっかりと麻酔が効いています。下半身の感覚がまったくありません。まるで歩いている感覚がないのです。
トイレに行ったところでやっぱり感覚はありませんから、(汚い話ですが)尿意があるのかどうかも分からない。ここから「あれ・・・」と思い始めます。

手術後の診察を受け、注意事項と食事を貰います。手術前に貰った説明書きには「食事はこちらで用意します」と書いてありました。なんかご馳走がでるのかと思いましたが、よくよく考えればそんな訳はありません。
そう、流動食セットが手渡されました。最初はおやつ(昼食)としてスープだけ。夕食は重湯の様な物です。そして翌日の朝食はおかゆ。これは全て箱に入ったセットがあるのですね。当然患部の傷口が開いてバイ菌が入れば大変ですから、抗生物質は併用するものの傷口が開きにくい食事な訳です。

そんな食事を貰い、病院を後にしますが・・・帰り道が大変です。事前の注意に従わず、スーパーシェルパで病院に行ってしまいました。でも、まだ下半身の感覚はほぼまったくないのです。この状態での運転は危ない。かといってバイクを押して帰るにも足下が定かではないのですからやっぱり危ない。
しばらくコンビニや本屋で感覚が戻るのを待って、少し感覚が戻ってきたところでソロソロと帰宅しました。

帰宅後も違った意味での苦痛が始まりました。手術をしたと言っても胃腸は大変元気です。そして朝食から抜いていますからおなかが空きます。でも、流動食(泣く)一晩、空腹にうなされました(笑)

くれぐれも手術にはバイクや車で行かないようにしましょう(爆)

続く。