GWの第一弾?として、急遽新潟-長野方面のツーリングへ行ってきました。

その数日前から「ツーリングにでもいこうかなぁ?」と思っていたのですが、何処に行くかは決めていませんでした。4/29の午後、とりあえず新潟方面に出かけることに。
中越地震で被害の大きかった小千谷市周辺には親戚が多いので、様子見も兼ねてこの方面へ出かけることにしました。ひとまず、長岡市内のビジネスホテルに予約だけ入れて出発!

今回のシェルパの姿は・・・
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キャリアにラフ&ロードのアタックザック(着替えとカッパの軽い物が入っています)を、ヒップバックには工具と予備チューブ等が入っています。
最初はヒップバックを腰につけていましたが、重いため途中からシートへ。ただ、こうなると座る場所が制限され疲れます。帰り道はヒップバックをキャリアに括りつけ、アタックザックは背負っていました。

まずは環八から関越道へ。埼玉北部からは非常に強い風が吹いています。吹き流しが真横になっていますから、風速は10数mと行ったところでしょうか?シェルパは100km/h程で走っています(これ以上でなかった・・・)から向かい風の時には秒速40m程の風と闘うことになります。台風の中みたい(笑)
横風の時には走行車線の半分位は飛ばされながらも走りますが、予想外の事態が発生です。
風が強い中、全開でも6速では車速がみるみるうちに落ちていきます。こんなのは初めてです。また燃費も非常に悪く、赤城のあたりでリザーブに入る始末です。

給油や休憩をしながら、月夜野で関越道を降りました。日が暮れる時間ですから、普通ならそのまま関越道を走るのでしょうが、関越道ができる前に親戚の家まで行く時に利用していたR17の三国峠をシェルパで走ってみたかったのです。
途中、猿ヶ京の駐車スペースで夜間仕様に変更です。といっても、大したことではなくヘルメットのシールドからゴーグルに変えたのと、気温が下がってきたのでトレーナーを着込みました。
余談ですが、私はスモークのシールドを使っています。ライトはHID化してあり明るいのですが、Hiビームは光軸がずれたハロゲンなので街灯の少ない夜道は先が見えにくいのです。シールドを開けて走っても良いのですが、自然の豊富な場所では虫がメガネや顔にあたって走りにくいので、クリアのゴーグルを用意しています。で、ゴーグル着用です。

話を戻します。この日は4月としては大変暑い日で、東京では気温が27度程あったようです。Tシャツに長袖で薄手のシャツ。それと、FOXのエンデューロ用ジャケットを着ていましたが、暑かったため風を取り込む部分のチャックを開けていた程です。しかし、三国峠を過ぎたあたりでは路肩の電光表示で気温は6度になっています。霧も出てきました・・・その後もどんどんと気温は下がり、六日町を過ぎた頃には4度だそうです。霧も所々霧雨混じりで体は濡れてくるし、走っているので体温は奪われるし・・・で体感としては氷点下。天気予報でいろいろ調べたはずですが、もっと着るものを持ってくるべきだったとホット缶コーヒーをガタガタとふるえながら飲む位だったのです。

小千谷市を過ぎたあたりで霧もなくなり、気温も上がってきました。長岡市には21時着。ホテルにチェックインして熱い風呂に飛び込んだのは言うまでもありません(笑)

ビールを飲みながら地図を見て翌日のルートを検討します。小千谷の親戚の見てから改めて北上し、山形から仙台に抜けたところでもう一泊してから帰ることも考えていたのですが、今日の状況から途中の山越えは寒そうです。このルートは諦め、十日町から長野方面を回ってそのまま帰ることとしました。

さて、翌日。ホテルのバイキングで朝食をたっぷりと食べてから出発です。
周囲を見回しながら走りますが、震災の後はそれほど感じられません。震災のことをまったく知らない人が同じ場所を走っても気が付かないかも?と思った位です。ですが、震災の影響はやっぱりありました。長岡南のそばで見かけた仮設住宅です。
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TVや新聞では見ていましたが、こうやって実際の仮設住宅を見ると震災を実感します。

そのまま走り、トンネルの崩落現場まででました。乗用車から奇跡的に男の子が救出された現場です。
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このそばで、上越新幹線が脱線しています。まさに震源地です。

小千谷市内もだいぶ落ち着いており、震災直後のような風景はほとんど見られません。
しかし、ところどころガードレールが不自然に陥没していたり、この写真のようにマンホール周辺が陥没したりしている所も見ることが出来ました。
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倒壊や損傷した家屋もかなり片づけられていますが、この様にまだ手つかずのところもあるようです。小千谷市内にて。
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小千谷市内を抜けるとふたたび穏やかな風景に出会えます。冬と春がいっぺんに見られました。十日町市内にて。
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R117を走り、長野県内に入ったところで道の駅に立ち寄ります。ソフトクリーム好きとしては見逃せません。地元産の牛乳たっぷりのソフトクリームに出会えました。美味しかったです。
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奥滋賀スーパー林道を走りたかったので、ショートカットできそうな林道に入りました。が、入り口の看板を見ると・・・
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冬季通行止め??5/31まで???

でも、進んでみます。
やっぱり・・・ダメみたいです。よい子なので、これを見てちゃんと引き返しました(笑)
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この林道のみ通行止めでは??と期待しながら野沢温泉から奥滋賀スーパー林道に入ってみようと進みましたが、やっぱりダメでした。

ずっと西側を迂回して、飯山方面から横手山にたどり着きました。この道も数日前(4/21)に冬季通行止めが解除されたようです。
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その後、白根山経由で草津へ。草津で休憩していると女性ライダーが目に入りました。
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小柄な女性(150cm位?)でしたがディグリーにテントなど満載していました。私と同じ川崎ナンバーでしたが、これからキャンプに向かうようです。素晴らしい!

だいぶ疲れてきましたが、走り続けます。途中VFR800氏に電話したところ、「裏榛名から榛名山に登らなくちゃ!」との事です。期待に応えて走りましたとも。
榛名湖にて。当然頭文字Dのまんまです(爆)
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なお、VFR800氏からは「秋名の下りで溝落としやらなきゃ!(勿論、頭文字Dより)」というリクエストがありましたので、これも期待に応えましたとも。
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厳密には下りで撮れなかったので、上り側に向けて撮影しました。
溝落としというか、ボーリングのガーターレーンに落ちた・・・の方が正確?(笑)

その後はR17まででて、本庄児玉ICから関越に乗り帰宅しました。
2日間(実質は1日半)で750km程のツーリングを満喫しました。
ソロツーリングですので、自分のペースで走れますから気が楽です。目的地も未定ででかけるツーリングも楽しいですね。